[堺市南区]83歳の佐々木さんが絵本出版、原爆や原発の恐ろしさを切り絵で描く

投稿者 記者・ 横山

宮山台の佐々木さん

幼少期に体験した戦争の、そして原爆・原発の恐ろしさを子どもたちに伝えたいと、宮山台の佐々木文彦さん(83歳)が創作に取り組んできた絵本「げんばくとげんぱつ でていって」がこの夏、みらいパブリッシングから出版された。

地球の視点で描かれた恐竜の時代から現在に至るまでの壮大な人類進化の歴史を特技の切り絵で描いた渾身の一冊。「戦後80年の今年に出版できてよかったです」と、佐々木さん。

獣医師で大阪府立大学名誉教授(医学博士)の佐々木さんは、人体解剖学や動物解剖学の実習と授業を担ってきた。

子どもの頃から絵を描くことが得意だったことからイラストと文で人間とイヌやネコの身体の仕組みの違いを表現した「楽しい解剖学 ぼくとチョビの体のちがい」「楽しい解剖学 猫の体は不思議がいっぱい!」(どちらも学窓社)など著書も多数。2022年には、これまで手にしていた解剖のメスをカッターに持ち替えて切り絵で「ひかる めの なぞ」が出版され「第7回絵本出版賞優秀賞」に輝いた。

福島第一原発の事故以降、日本政府の方針は原発を減少に向かっていたが推進に方向転換されたことや、南海トラフ巨大地震などによる原発の爆発の不安があることを多くの人に絵本で伝えたいと、作品づくりに取り組んできた。

難しかったのは、子どもに伝わる言葉、文章。恐竜や、広島と長崎に投下された原子爆弾のキノコ雲も細かい切り絵で表現。佐々木さんにしかできない絵本となっている。「多くの方々に読んでいただき、『原爆』と『原発』をもっと知って議論して欲しいです」と。

作品はB5サイズ32ページ。定価1400円(税別)。一般書店やオンラインショップで購入可能だ。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年12月8日)時点のものです。

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