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だんじり祭りが7〜8日に行われた。今年は堺市南区と和泉市松尾地区の日程が重なったため、車の通行が規制される箇所も各地に及んだ。3年ぶりの曳行を実施した昨年に比べて、制約が減った今年は祭りに対する意気込みがさらにパワーアップ。走り込みや鳴り物の稽けい古こを続け、祭り本番を迎えた。
今年4月に檜尾のだんじりが、入魂式の後のお披露目曳行で横転し負傷者が出た。その事故が記憶に新しい今季、各だんじりは安全な曳行を心がけながら、見せ場の「やりまわし」をするという難しいかじ取りを余儀なくされた。宵宮の7日は秋晴れだったが、本宮の8日は途中から雨が降り出したため、より一層の注意が必要だったという。 両日の午後、和泉中央駅近くでは松尾連合による連合曳きが行われ、7台のだんじりが泉北1号線をまたぐコースで順番に周回した。
唐国町のだんじりは、そのうちの1台。7日は朝6時ごろにだんじり小屋を出発し、地域を巡回。子どもの参加も多く、大人に遅れないように一生懸命走りながら曳き綱をひいていた。
周回コースにあるやりまわしポイントの一つ、唐国町のローソン前交差点は「角度がきつく、曲がった後の道が緩やかな下り坂になっているため難易度が高い」と婦人会の女性。始める前には全員で態勢を整えて、合図とともに勢いよく走りだし、大だい工く方がたがだんじりの屋根で力強く舞った。勇壮なやりまわしが成功すると、観客から大きな拍手がおくられていた。