ひと目で分かるように
泉北の緑道沿いにあるトイレの周辺に、誰でも目につきやすい案内標識をこのほど設置。これで外部から訪れた人でも、探し回ることもなく安心して利用できるようになった。
泉北のみどりを守る会が数年前から取り組んできたもの。10月に各住区に計14本建てた。標識板は槙塚こども園の永野理事長が運営する木工クラブが作成。デザインは守る会が考えた。
緑道トイレは、各近隣センターのストアや自治会館に昔はあった。だがストアが閉店し自治会館も閉鎖したり外部に開放しなくなったので、高齢者などが困っていた。ところが緑道から少し離れた公園にも、トイレがあることが分かった。堺市が標識を全く設けていなかったので、近所の人でもその存在を知らなかった。
同会は案内板を整備するよう泉北公園事務所に要請したが、数か所に簡単なベニア板で建てただけ。どうせ設置するなら、往来する人がどこからでも分かるようにと、同会が率先して手がけた。泉北公園事務所はいずれ立派な鉄製の標識にする予定だが、設置箇所は同会のものを参考にしてもらう。
なお、各近隣センター近くの緑道沿いにある住区地図の標識にも、トイレの位置を追加するように泉北公園事務所に要請。ところが追加したのは、非常に小さくて見えにくい。そのため同会は、大きく分かりやすいWC印を、さらに付記する予定だ。