[大阪狭山市]音楽指導に尽力 西山台の仲俣さん、高齢者叙勲を受章

投稿者 記者・ 山本こ

西山台の中俣さん

西山台の仲俣睦喜男(むつお)さん(88歳)が、高齢者叙勲(瑞宝双光章)を受章した。

高齢者叙勲とは、国家や公共に功労がある者に、88歳に達した機会に勲章を授与するもので、米寿叙勲とも呼ばれる。

仲俣さんは、長らく音楽教師として、音楽を通じて子ども達の人間力を高めていくことに、尽力してきた。

1961年から16年間、河南町立中学で、吹奏楽部を創設して指導。当時、南河内地域に吹奏楽部がほぼなく、地域で初めて全国学校合奏コンクールに出場し、近畿大会優勝へと導いた。77年には、北小(狭山町)で、児童100人の吹奏楽団を結成。当時、小学生が吹奏楽をするのは非常に珍しく、その音楽指導力が高い評価を受け、南河内地区全小学校への公開授業も行った。96年に、南第一小(大阪狭山市)の校長と、地区100校の校長会長を務めた後、退職。退職後も、御堂筋パレード大阪ジュニアバンドで、府内の小中学生の指導を行うなど、精力的に活動してきた。

仲俣さんのポリシーは、『音楽を通じて、子ども達の自己肯定感を高めること』。「成長を認めて褒めてあげることで、子どもはどんどん成長します」と。そんな仲俣さんを生徒らも慕い、今でも生徒との交流が続いている。教え子の中には、一流のプロの音楽家として活躍している人も。「吹奏楽で子ども達と一生懸命頑張ったのが、私の何よりの宝です」と。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年12月2日)時点のものです。

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