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富田林市美山台の池内梨名(りな)さん(高3)が新体操・団体の部で、全国高等学校総合体育大会優勝に輝いた。
池内さんは、0歳から右脳教育に力を入れる「くすのき幼稚園」(河内長野市末広町)の幼児教室に通い、運動能力を開花。なわとびやフープが得意で、体の柔軟性が高かったことから、小1から体操クラブGGS(くみの木・現在は新体操部門なし)で本格的に新体操を始めた。週6日、新体操教室に通い、残りの1日はバレエのレッスン。体重をコントロールするための食事制限と、厳しい日々を送ったが、持ち前の負けず嫌いな性格で乗り切り、頭角を現した。
高校進学では、府内の高校からの誘いを断り、新体操の強豪・兵庫県の日ノ本学園への進学を選んだ。
慣れない土地での寮生活でホームシックにもなったが、芸術性の高い足先の美しさが評価され、レギュラーを獲得。今年8月に北海道で行われた同大会の団体の部で、見事優勝。同学園にとっても創部初の全国制覇となった。「ずっと日本一になりたかったのでうれしい。家族の支えに感謝です」と、梨名さん。
父の康浩(やすひろ)さん(45歳)は、「時には親子でぶつかることもありましたが、今までの努力が実りました」と、感無量の様子。