[泉北・金剛]桜や桃の食害、深刻/外来昆虫クビアカ・発見者は市に連絡を

投稿者 記者・ 山本こ

クビアカツヤカミキリ

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外来昆虫「クビアカツヤカミキリ(以下クビアカ)」の被害が深刻だ。

クビアカは、体長4センチ前後。黒い体に、赤いマフラーを巻いたような模様が特徴だ。サクラやモモ・ウメなどのバラ科の樹木に寄生。幼虫が樹木内部を食い荒らし、枯れ死にいたらす。中国大陸から侵入したとみられ、爆発的な繁殖力を持つ。18年には、「特定外来生物」に指定された。

大阪狭山市では15年に被害を確認。特に被害が大きい東野地区では、ほとんどのサクラが枯れ、伐採された公園も。富田林市や泉北などにも被害が拡大。各自治体は対策に追われている。その一つが、樹木の根元にネットを巻き付ける方法だ。クビアカは幼虫期を樹木内部で過ごし、成虫になると樹木から脱出する。その際に、ネットにからめて外に出られないようにする作戦だ。

成虫は6月〜8月に活動。見つけた場合は、その場で捕殺を。また、木の根元などに〝フラス〞と呼ばれる、オガクズのような幼虫の食べカスが散乱している場合は、樹木に幼虫が寄生している目安となるので注意を。

成虫やフラスを見つけた場合は、各市役所に連絡を(クビアカの飼養・保管・運搬・野外への放出は、法律で禁止)

▷堺市=環境共生課 072-228-7440
▷和泉市=環境保全課 0725-99-8121
▷大阪狭山市=市民生活部生活環境グループ 072ー366ー0011
▷富田林市=環境衛生課 0721ー25ー1000

記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年7月21日)時点のものです。

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