[金剛]狭山今熊のミノルタ工場 老朽化で一部解体 アスベストや汚染土壌

投稿者 記者・ 山本裕

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住民に説明不十分

 大阪狭山市今熊のコニカミノルタ大阪狭山サイトで予定されていた老朽化した工場棟の解体工事の着工が、「アスベストや汚染土壌などの処理についての説明が不十分だ」などとする一部住民の指摘を受けて延期されていることが分かった。同サイトでは住民や市の要望を受け、改めて今月20、21日に住民説明会を開催したが、対象は近隣住民だけに限定。広く住民に説明しようとしない同社の姿勢に批判の声が上がっている。

 同サイトが配布した資料や市などの説明によると、撤去されるのは老朽化した工場棟で鉄筋コンクリート3階建て延べ床面積約1万1000平方メートル。耐震性などに問題があり、5年ほど前から使用されていなかった。工事は3月中旬から1年間の予定だった。

 同サイトは2月1日に解体工事について住民説明会を開き、15人の住民が参加。説明会席上、事前に配布された通知文になかったアスベストや汚染土壌の存在について説明を始めたため、一部住民が反発。改めて説明会を開くことになった。

 工事によって搬出されるアスベストの量は約420キログラムで、アスベストを含む資材全体の量は約140立方メートル。10トントラック約10台分になる。また、敷地内の一部でテトラクロロエチレンによる土壌汚染が判明し、土壌の入れ替えなどを行うという。

 説明会の周知方法をめぐっては、最初の説明会について開催されることさえ知らなかったという住民も多い。サイトに近いマンションでは、管理棟の掲示板に案内文1枚が貼られていただけで、気づいた人はほとんどいなかったという。 本紙の取材や 資料提供拒む  本紙は資料の提供と説明会の取材を申し込んだが、同社は無視し、取材も拒んでいる。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2020年6月19日)時点のものです。

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