[泉北]和泉中央の駅前広場を改修 一般車専用を設ける

投稿者 記者・ 藤原

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バスと一般車を分離 和泉中央駅の山側ロータリー

バス待機場を西端に移す

 和泉市は、和泉中央駅前広場の改修を今年度から2か年で実施する。バスと一般車の動線を分離し、一般車専用スペースを確保する。

 対象となる駅前広場は約8100平方メートル。広場内の歩道を境に山側(のぞみ野側)のバスターミナルと海側(いぶき野側)の一般車・タクシー乗降場の2つの区域で運用している。

 山側のバスターミナルへの一般車の進入は禁止されているが、送迎のための進入が後を絶たずバスの運行に支障を来すとともに、一般車の乗降者が車道を横断し危険な状況にある。

 海側には一般車・タクシーの乗降場出入口が1か所しかなく、入退場車が交錯。また一般府道三林岡山線の車道部分を歩行者が通行するなど問題が生じている。

海側は出入口に専用レーン

 改修計画では、山側については西端の現植栽帯部分にバスプール(待機場)を移転し、現バスプール部分に一般車乗降場を設置。バスと一般車の専用出入口を設けて入退場を分離する。

 一般車乗降場の中央部に駐車場を設ける。無料だと長時間の駐車が予測されるため、時間制有料駐車場について検討している。

 海側については、一般車・タクシー乗降場として整備。入口と出口の専用レーンを設けて交錯状態を解消し、府道沿いに一部歩道を整備して歩行者の安全を確保する。

 バス乗降場は両区域合わせて9か所整備。行き先ごとの乗り場の見直しについてバス事業者で検討する。

 また雨天時対策として、既存シェルターを活用するほか駅舎前や乗降場、歩行者通路などにシェルターを新設する。

 工事は先ず山側の植栽帯を撤去しバスプールを移動。その後、一般車乗降場、バス停部分の改良、海側の一般車・タクシー乗降場などの整備を予定。事業費は約6億1千万円になる。

 和泉中央駅の1日平均乗降客数は約3万3千人。同市では地域公共交通網形成計画で、交通結節機能の強化を打ち出した。今回の事業は結節機能の強化を図るとともに、誰でも安心して利用できる駅前空間を確保するもの。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2020年5月29日)時点のものです。

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