農業塾修了の荒島さん こだわりトマト販売

投稿者 記者・ 冨尾

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  「みないき農業塾」第一期生(13年度)の荒島照男さん(堺区・70歳)は、修了後、準農家として活躍している。美木多上・鉢ヶ峯・檜尾の畑で年間約30種類の野菜を育て、コスモス館・ハーベストの丘「またきて菜」・まちかどステーションで販売している。

 特に荒島さんが力を注いでいるのは、美木多上のハウス内で行っている溶液栽培。「小学3年の時、雑誌の付録の水耕栽培を失敗し、いつか成功させたいと長年思っていた」と笑う荒島さん。堺市広報でみないきの塾生を募集していることを知り、まずは農業の基礎から学ぶことに。そして医療関係の電気工事の仕事をしながら、千葉大学や京都府立大学で行われた溶液栽培研究会の研修会に参加し、溶液栽培を学んだ。栽培に必要な機器は、全て手作りし、一株ずつ植えたポットに自動で溶液が循環するように、ハウス内にポンプやパイプを設置した。

 現在、ハウス内では240株のトマト苗に、真っ赤な実がたわわに育っている。ナスやキュウリも栽培したが失敗。トマト栽培は今年で3年目。完熟で甘いとファンも多いが、「品質がそろわないのが悩み」と。荒島さんこだわりの「べっぴんのトマト」を目指し、試行錯誤は続く。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2019年7月1日)時点のものです。

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