泉北のそば打ち愛好家が集って92年に発足した同好会が、04年にNPO法人化して「泉北そば打ち普及の会」となった。そば打ちを楽しみながら、段位認定を目標にする人も。それぞれが奥の深いそば打ちに向き合い、活動を続けている。
会員数は約26人。堺市南区や近隣から参加する人が多く、ほとんどがリタイア後の男性メンバーだ。ピーク時には109人が在籍し、みどりのつどいや堺まつりなどのイベントにも参加していた。現在は、月2回栂文化会館の調理室で開く例会で、そばを打っている。
そばは季節や産地によって粉に入れる水の量を微妙に調節する。そして、打ち手の技量による差も大きい。「同じ材料でも打ち手によって味が変わってくる、そこがそば打ちにはまる理由では」と脇家武彦さん。
技術向上を目指す人の中には、有段者の先輩会員からアドバイスを受けながら、「全麺協」主催のそば道段位認定会に向けて知識と技術の習得に励んでいる人も。会員一人ひとりが真剣にそば道を追求しながら、仲間づくりにもつながっている。
年会費3千円、例会参加費は1900円(会員、そば500グラム付き)。第2日曜日、第4火曜日(変更の場合も)10時から。見学OK。
脇家さん090・8168・8617
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年11月17日)時点のものです。