［和泉市］遺骨を安置できる仏壇　どの宗派にも対応／コンパクト仏壇の受注製作「仏舎利壇」

記者・髙見

コンパクト仏壇の受注製作「仏舎利壇」０７２５・56・１６７８。

「舎利（遺骨）を仏壇の中で安置して供養できる」がコンセプト。墓地は持たないが散骨以外の選択肢の一つとして選ぶ人が増えている。

幅約50センチ、奥行約34センチ、高さ約73センチ（17万６千円。色は２色。薄墨色はプラス５千円）と整理だんすの上にも置けるサイズで、卓越した技術を持つ奈良の仏具職人が真心をこめて製作する。考案者の小島章道さんが職人と何年もかけて試作を重ねた。

四方に広がる屋根の寄棟屋根が特長で、場所を取らないようにシャッター式の扉をつけるなど細かな部分まで配慮した。２階建て構造で、１階は舎利（遺骨）を独立して納めるスペースが設けられ、位牌を置く場所。２階は本尊を祀る空間となっていて、祀（まつ）る本尊によってどの宗派にも対応できる。引っ越しで移動する時も一人で持ち運ぶことができて、「生前と同じように家族を身近に感じられる空間で過ごせてもらえるのも供養になります」と。

自宅ショールーム（青葉台）あり。要事前予約。