[大阪狭山市]外来昆虫クビアカツヤカミキリに注意 6〜8月に活動 バラ科の樹木を枯らす

投稿者 記者・ 山本こ

クビアカツヤカミキリの成虫

外来昆虫「クビアカツヤカミキリ(以下クビアカ)」の被害が続いている。

クビアカは、体長4センチ前後。黒い体に、赤いマフラーを巻いたような模様が特徴だ。サクラやモモ・ウメなどのバラ科の樹木に寄生。幼虫が樹木内部を食い荒らし、枯れ死にいたらせる。爆発的な繁殖力から18年には、生態系や人の健康、農林水産業に被害を及ぼす「特定外来生物」に指定されている。

大阪狭山市では15年に、府内初の被害を確認。現在、富田林市や堺市などにも被害が拡大。各自治体は、サクラなどの被害樹木の根元に防風ネットを巻き付けるなど、対策に追われている。

見つけたら捕殺を

成虫は6月〜8月に活動。見つけた場合は、被害の拡大を防ぐため、その場で殺虫剤をかける・踏みつぶすなど捕殺を(クビアカの飼養・保管・運搬・野外への放出は、法律により禁止されている)。 また、木の根元などに〝フラス〞と呼ばれる、オガクズ状のものが散乱している場合は、樹木内に幼虫が寄生している。自宅の樹木にフラスを確認した場合、幼虫が入り込んだと思われる穴の中から針金などでフラスをかき出してから、市販の殺虫剤(キンチョールEやベニカ・カミキリムシエアゾールなど)を穴の中に噴霧する。

街路樹や公園でフラスや成虫を見つけた場合・自宅での対策が分からない場合は、各市役所に連絡を。

▽大阪狭山市=市内住居者等を対象に、薬剤などの防除用品を配布。市民生活部生活環境グループ072・366・0011
▽富田林市=環境衛生課0721・25・1000
▽和泉市=環境保全課0725・99・8121
▽堺市=環境共生課072・228・7440

記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年8月16日)時点のものです。

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