災害発生時、富田林市では全避難所でペットと同行避難ができる。昨年11月29日、同市初の「ペット同行避難訓練」が伏山台小学校で実施された。このようなペットを連れた避難訓練は全国的にも珍しく、いち早い試み。頭数制限のもと、事前申し込みがあった犬4匹、猫1匹とその飼い主を含む多くの参加者が集まった。参加者は校舎裏で受け付けを済ませ、ペットをケージなどに入れた状態で犬猫それぞれの飼育スペースに預け、速やかに体育館へ移動した。避難所では居住スペースとペットの飼育スペースを完全に分け、ペットの名簿や名札で飼い主と紐づけ管理が行われた。
体育館では、村富田林市長の挨拶(あいさつ)や、大阪府環境農林水産部動物愛護畜産課の武田雅人さんによる講演、ペット防災備品の展示が行われた。また、同市危機管理室室長の坂口さんは、被災時のトイレ問題を解決する「災害用トイレトラック」の導入についても触れた。
また、関西大学の上見まほさん(大阪狭山市)は、ペットに関する災害時の備蓄や避難を卒論テーマにしており、参加者に調査アンケートを取っていた。参加したペットたちはおとなしく、しつけの重要性が感じられた。犬の飼い主は「普段預けたことがなかったので心配だったが、スタッフがいて安心した」と話した。
主催スタッフは、「ペットを飼っていない人も考えるきっかけになった」と振り返り、主催者側・参加者側に課題が見えた有意義な機会となった。
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