昨年南堺署管内での特殊詐欺被害は減少傾向だったが11月〜12月に急増し約10件の被害が発生した。
一向に被害が収まらない還付金詐欺は、役所の職員をかたる人物が医療費などの還付金があるといって自宅に電話をかけてくる。ATMに誘導し携帯電話で操作を指示して現金を振り込ませるのが典型的な手口。
冷静に対処を
ATM画面に表示されている「お振り込み」は「自分から相手に現金を振り込む」という操作だが、犯人は言葉巧みに「こちらから振り込むので振り込みを押して」と言う。冷静になればわかることでも、電話口で焦らされ考える余地を与えないため最後に明細を見てだまされたと気付く。
また携帯電話に警察官をかたる人物が電話をかけ「犯罪に加担している疑いがある」などとビデオ通話で偽の警察手帳や逮捕状を見せ現金をだまし取る新たな手口も横行している。
ATMで還付金は戻らないし警察官がお金を振り込ませることは絶対にない。「一生懸命働いてためた大切なお金をだまし取られないようにどうか十分に気をつけてほしい」と南堺署生活安全課。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年1月12日)時点のものです。