[堺市南区]ハングル講座が30周年、25日にビッグアイで記念イベント/エスコープ大阪

投稿者 記者・ 浅利

ハングル講座30周年

後列左から3人目が金さん、4人目が康さん

生協エスコープ大阪の「ふれあい共生塾・ハングル講座」が30周年を迎えた。講師を務めるのは金丙鎭(キムピョンジン)さんと康英美(カンヨンミ)さん夫妻(庭代台)。言葉を学びながら、地域で交流する市民活動として96年に始まった。25日1時からは、ビッグアイで30周年記念の会を開く。

始まりは一本の電話だった。康さんがかけた商品の問い合わせに対応したのが、泉北生協専務理事(当時)の川島三夫さん。韓国にルーツを持つ人ではと気付いた川島さんがかけた一言「アンニョンハセヨ(こんにちは)」が、慣れない日本での生活で緊張の連続だった康さんの心に、温かく響いたという。

ちょうどその頃、阪神淡路大震災後に1年間、現地で救援本部事務局長としての活動を経て「市民と市民のつながりを実践するのも生協の役割、そこに国籍の違いはない」と考えるようになっていた川島さん。「神戸で誕生した〝ふれあい共生塾〟を泉北にも作りたい」との思いを川島さんから聞いた康さんは「私にできる事があったら、手伝います」と応じた。

後日、金さんも交えた3人で会うことになった。在日韓国人の金さんは、延世(ヨンセ)大学大学院(ソウル市)に留学していた時、軍事政権から身に覚えのないスパイ容疑をかけられ、つらい経験をしていた。妻子とともに日本へ逃避してきた、その経緯を聴いた川島さんは「政治のことは抜きにして、市民同士の交流をしましょう」と提案。こうして「近くて遠い国・韓国と市民同士の交流を」と、ふれあい共生塾ハングル講座がスタートした。

30年の歩みの中で、日本と韓国の障害児たちの音楽交流ハンマダンを5回開催。また、エスコープ大阪と韓国の生協との交流も生まれた。

現在は、初級から上級まで9クラスを開講。和気あいあいとした雰囲気の中で韓国語に親しみ、康さんから韓国の家庭の味を教えてもらうなどの市民交流が続いている。

問い合わせはエスコープ大阪・桐田さん072・293・4660

記事中に掲載されている情報は掲載日(2026年1月26日)時点のものです。

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