南区の公園や緑地でクビアカツヤカミキリやカシノナガキクイムシといった害虫被害による倒木の危険が増す中、樹木伐採費用の大半が泉北丘陵地区整備基金から捻出されることが分かった。
同基金の原資は旧大阪府企業局が泉北ニュータウン造成で得た利益で、堺市に移譲後は泉北ニュータウンとその周辺地域の公共公益施設の整備目的で支出することができる基金となった。
今年度の当初予算で同基金から一般会計に繰り入れられる予算はおよそ6億4400万円。公園の遊具やベンチ、柵、手すりといった構造物の改修、修繕などに充当されるほか、倒れる危険性がある樹木や光明池緑地などの樹木伐採には100パーセント基金が充てられる。
項目ごとの額について、斎藤博亮公園管理課長は「(ダンピング対策としての)最低制限価格を類推させるため具体的には答えられない」と、昨年度までは回答していた項目別予算額ついて口を閉ざした。
クビアカ対策費についても今年度予算9600万円のうち4400万円が基金から捻出される。
一方、2024年度決算でみると、同基金からの支出は遊具や照明等施設の改修・修繕等に700万円、園路、照明灯、遊具の改修や桜の補植(6本)に2900万円。樹木の調査、伐採業務等に2500万円(以上、市公園監理課所管分)。
ほかに泉ヶ丘公園園路整備等に1800万円。田園公園のトイレ改築、造園、案内板設置等に1700万円(以上、泉北ニューデザイン推進室所管分)。
赤坂台5丁広場フェンス修繕に100万円(以上、南区自治推進課所管分)。額はすべて概算。
同基金はほかに近隣センターの共用スペースの整備や農業用ため池の整備にも使われる。
基金の残高は2年で6億円減
22年度末におよそ51億2400万円あった同基金の残高は、24年度決済残高でおよそ44億9千万円となった。

