開発者がきわめて異例の申し入れ、土砂流出防止に擁壁作る
大雨などで、地域住民から土砂崩れを心配する声が上がっていた竹城台3丁の開発地(阪和第一泉北病院の裏手)で、西側斜面に沿ってコンクリートの擁壁設置が進められている。
土地は堺市がオリエントホーム(大阪市浪速区=福本勤代表)に24年2月に売却、戸建住宅20戸が予定されている。
開発者は昨年、斜面処理について「芝生を植える」ことで対処すると本紙に話していたが、今になって擁壁設置へと動いたのはなぜなのか。市宅地安全課、土木監理課によると、開発地内には幅員6・7メートル、延長163メートルの道路が新設されることになっている。その道路を、今年になって開発者側が「市に移管したい」と申し入れてきたという。「私道」から「市道」への変更申し入れだ。
市は移管承諾と引き換えに西側斜面から土砂の流出を防止するための擁壁等整備を求めるとともに、災害時等の対応について協議し、さらなる覚書の締結を条件とした。
これに応じる形で、開発者は高さ1メートル、台形のコンクリート製重力式擁壁を設置中(7月2日現在)。 道路を移管することで、側溝や路面、路盤はもちろん、道路下を通る下水道関連の公共施設も維持管理者は開発者から市に移る。
開発道路はもともと市道につながっており、幅員も十分なため、条件的に市道とすることができた。それを最初(コストのかかる)私道として届け出たケースはまれだった、と土木監理課。
西側斜面の責任はこれまで通り開発者
なお、開発道路西側斜面はこれまで通り開発者の所有に変わりなく、管理責任は開発者にある。

