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大阪狭山市の近畿大学病院等移転に伴う跡地活用に関して近畿大学は10月に後継病院と跡地取得企業を選定するとしていたが、12月中に選定を延期することを市に報告した。
市によると8月の三者協議(府、市、近畿大学)で売買価格の算定に大きな影響があるアスベスト調査や土壌汚染調査の結果を跡地取得希望企業に情報提供した旨の報告を受けたが、10月31日の三者協議では後継病院候補と跡地取得希望企業との間で病院区域などの具体的な土地利用の調整等に時間を要しており選定が遅れるとの説明があった。
その間、同大学は後継病院候補と跡地取得希望企業がペアで取り組むためマッチング状況等のヒアリングを実施。後継病院候補の絞り込み、跡地取得希望企業4社からさらに絞り込みを行っている状況。
後継病院の改修(新築)工事は25年11月に近大病院が移転した後に始まる。後継病院候補ほぼ全てが救急災害棟の活用を希望しているが後継病院の開設時期は未定だ。市は医療法関連の手続きに支障がないよう働きかけ、速やかに開設できるよう取り組んでいくという。なお、後継病院選定の公表は、来年2月の南河内保健医療協議会以降を予定している。