[泉北]仁徳天皇陵を上空から 気球、秋以降運航へ 大仙公園に乗り場/堺市

投稿者 記者・ 山本裕

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業者決まる

 世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群のPRに取り組む堺市は、仁徳天皇陵古墳(大山古墳)など古墳群を上空から眺めることのできる気球遊覧をおこなう事業者を決定した。今後、市は事業者と料金や事業内容について協議を行い、今年9月以降の実施を目指す。

 事業者として選定されたのは、クロスプロジェクトグループ アドバンス(兵庫県豊岡市)と栗生総合計画事務所(東京都文京区)の2社で、両社は共同で事業にあたる。アドバンスは、スキー場の運営や熱気球の運行などを行っており、同社はグループ会社を含めて全国4か所で熱気球を運行、12年間一度も事故は起きていないという。

 計画では、仁徳天皇陵古墳南側に隣接する大仙公園内に乗り場を設置。ヘリウムガスを使った気球を昇降機で地上百数十メートルまで上昇させる。百数十メートルの上空からでは、仁徳天皇陵古墳を真上から見下ろすことはできないが、全体像を一望することは可能だという。また、気球は上空から360度、古墳が点在する市街地を見渡すことができる。

大人3520円、子供2310円を想定

 気球は最大31人が搭乗可能で、事業者では料金を大人3520円、子供(3歳から中学生)2310円と設定している。今後、乗り場の整備や海外ガス気球メーカーの指導に基づくスタッフの訓練などを行い、9月の運航開始を目指す。

 しかし、料金や運航開始時期などについては、今後市と具体的な協議を行っていく予定で、新型コロナ感染症の拡大状況によっては、開始時期が遅れることもある。

 運航は1年間の試験実施となるが、遺産影響評価の結果などをみて、最長で10年間の事業継続を可能とする。 

記事中に掲載されている情報は掲載日(2021年5月10日)時点のものです。

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