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生涯教育で地域貢献へ
帝塚山学院大学が、4月に、所有する2つのキャンパスを一つに統合する。
狭山キャンパス(大阪狭山市今熊2丁目)は、昭和44年に同大学開校と同時に創設。毎年秋に開催される学園祭は、大阪狭山市の特産物の名を冠して「葡萄祭り(ぶどうまつり)」と命名され、20年10月に53回を数えた。地域とも深い絆を紡いできており、狭山キャンパス閉鎖を惜しむ地域住民の声も多い。
4月に、同大学の全ての学部・学科を泉ケ丘キャンパス(晴美台4丁)に集約。従来約千人だった泉ケ丘キャンパスの学生数は、キャンパス統合により1600〜1700人に増加する見込みだ。そのため、同キャンパスでは20年1月から大規模リニューアル工事を行い、図書館や学生食堂を刷新し、開放的なスペースに。新施設の一つ、書棚やモニターを備え、グループワークなどにも適した「クリエイティブコモンズ」は、生涯学習講座などで地域にも開放する予定だ。
この〝ワンキャンパス化〞により、同大学では「教育・研究など、大学のあらゆる教育リソースと設備が一つになることにより、学びや人の交流がよりスムーズになり、学生同士の一体感も感じてもらえるのではないか」と、期待している。
狭山跡地は介護施設
狭山キャンパス跡地は、アジアヘルスケア推進機構株式会社(大阪市西区)が譲り受け、主に介護・医療・研究施設での利用を検討中としている。
写真は閉鎖する狭山キャンパス(GoogleMapより)
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