[堺市南区]ミナミタガイの発見!!【投稿】

投稿者 読者投稿 Tani

まちかど

専門の先生にメールで画像を確認していただきました。

「形態から見て、タガイ属(Beringiana)でよいと思います。タガイ属は日本に4種(チシマドブガイ、タガイ、キタノタガイ、ミナミタガイ)いることがわかっており、お互いに殻形態での区別が難しい部分があるのですが、大阪平野にいるものは地理的分布から判断してミナミタガイBeringiana fukuharaiとしてよいのではないかと思います。」

「ドブガイ類は近年生息地が減っていますので、大事にしたいエリアですね。」

とのご意見をいただいております。

文書より
「約7年前(2016年) に堺市南区で水の抜かれた三つ池にて、 淡水2枚貝の殻が散在しているのを見つけました。
その時は淡水2枚の文献も少なかった為、同定に至らずに保留状態でしたが、 昨日、池を見てみるとちょうどいい具合に水が抜かれていました。
そこで本日、長靴を履いて散策をしてみたところ、水のないドロドロの場所に口の空いていない個体が 数個転がっていました。大きい個体3個と小さい個体2個(同様である) を採取して自宅で観察してみたところ、全て生きていて、軟体が出てくる様子を観察することが出来ました。 1日観察して、その後、元の池に戻しておきました。
また、落ちていた貝殻の後側面が無いことも確認でまたのでドブガイで間違いない。
ドブガイの通称名がカラスガイとなっている地方が多いようですが、 本当のカラスガイは、1960年代に月光川河口(下流)で採取され県立博物館に 保管されたのが最後のようですが、どうでしょうか?
ドブガイにはA型、B型、C型があるのですが、生息場所やサイズでほぼ同定可能のようです。 本種は大きくても10cm程で、堺市内の流れのない法ですので、ドブガイ型(タガイ) と同定致しました。
参考資料:ぼうずコンニャクの市場魚只類図鑑、庄内の日本桜草栽培日誌
発見日:2023年12月28日
筆者及び発見者:谷勝行」

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年1月10日)時点のものです。

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