天牛堺書店が破産、16億円超負債

投稿者 記者・ 山本裕

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 堺市を中心に大阪府内で書店12店を運営していた天牛堺書店が1月28日、大阪地裁堺支部に自己破産を申請、同日、破産手続きの開始決定を受けた。信用調査会社の大阪帝国データバンク大阪支社によると、負債額は16億4千万円。

 帝国データバンクによると、同社は1963年12月創業、68年7月に法人改組。古本買い取り店から発足し、堺市内を中心に「天牛堺書店」の屋号で12店舗を展開していた。古書だけでなく新書や音楽CD 、文具までを扱うまれな業態が特徴で、市民に親しまれていた。また、古書・専門書の目利き力に定評があり、国立大学の図書館や研究室などとの取引実績もあったという。

 しかし、近年はインターネット書籍販売業者が増え、デジタル書籍の増加や若年層の活字離れによって、店舗の集客力が低下。97年度に年約28億円あった売り上げも、2017年度には約18億円にまで落ち込んでいた。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2019年2月12日)時点のものです。

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