堺市は集団接種拡充するも「重複予約は控えて」

投稿者 記者・ 山本裕

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 堺市は新型コロナウイルスワクチンの接種のスピードを上げるため、集団接種会場の新設や受け入れ者数の拡充を進めている。

 堺市では、かかりつけ医による個別接種と、集団接種会場や大病院での集団接種の両方でワクチン接種を行っているが、さらに接種のスピードを上げるため、会場の新設や受け入れ人数の拡充で態勢を強化することにした。

 新たに設ける接種会場は堺市役所高層館21階(堺区)と法務省矯正研修所大阪支所体育館(同)、金岡公園体育館(北区)の3カ所で、市役所では6月7日から、矯正研修所は同月8日から、金岡公園では同月22日から接種を開始する。3カ所の開設によって、1日当たり約1600人、接種者を増やすことができる。また、南区の泉ヶ丘センタービルと中区、東区での接種会場でも、6月7日以降、1日当たりの接種者を100人ずつ増やし、計300人拡充する。集団接種は、堺市民であれば住んでいる地域に関係なく、どの会場でも接種を受けられる。

 ただし、こうして会場を増やすことで、市民の重複予約が増えることも予想されるため、市では「ワクチン接種予約は1カ所で」と訴えている。

 定例の記者会見で永藤英機市長は「早く接種を受けようと、複数の会場で予約を試みる人もいるだろうが、重複して予約が取れた人はすぐにどちらかをキャンセルしてほしい。直前のキャンセルが増えれば、ワクチンのロスにつながる可能性がある。速やかにワクチン接種を進めるために、ぜひ協力してほしい」と訴えた。

 堺市では、集団接種会場でキャンセルが出た場合、代わりに接種を受ける人の優先順位を決めている。まずは、ほかの日に予約をしている人に連絡し、それで埋まらなければ、医療従事者、会場従事者、市職員の順で接種者を選ぶという。

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記事中に掲載されている情報は掲載日(2021年5月27日)時点のものです。

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