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ゴールデンウイーク10日間で5万人の来場者があったハーベストの丘の園内あちらこちらに、寄贈されたこいのぼりがゆうゆうと泳いでいる。不要になって押し入れの奥で眠っているこいのぼりを譲ってほしいと、本紙3月28日号で募集したこいのぼりだ。
昨年、園内に飾っている小さなこいのぼりを見た来場者が「家に眠っている鯉のぼりがある」と言うのをスタッフが聞き、きっと多くの家庭にもあるにちがいないと募集することに。5メートルを超える大型の物や、金箔をあしらった立派な物、破れを繕った物など71組231匹が集まった。
そして、亡き両親から送られた大切な物が飾られるので嬉しいとお礼をしたためた手紙や、春から実家を離れて働く息子の健康を願う手紙なども同封されていた。
スタッフが総出で、入り口ゲートの天井のほか、園内の木々や建物にワイヤーを引っぱり、飾り付けた。また吊り橋から望む明正川には、3~5メートルの大型のこいのぼりも。寄付した人が自分のこいのぼりを探す姿や、海外の人や親子がこいのぼりと記念撮影を撮る姿が見られた。
「きれいに飾ってもらってありがとう、と寄付した人からお礼の言葉をいただきました。地域の人とつながりができて嬉しいです」と企画広報リーダーの山野壮太郎さん。
取材日は、千人の予約客を含むたくさんの来場者が、園内の動物とふれあったり、40万本のポピーの前で写真を撮ったり、初夏の一日を楽しんでいた。
こいのぼりは6月2日まで展示。