〝民話はふるさとの宝物〟を合言葉に、富田林各地の古老を訪ね、聞き取り・再話・伝承の活動を行ってきた「富田林民話かたりべ会(旧富田林民話研究クラブ)」の50周年記念公演が11月15日、すばるホールで開催された。
来賓あいさつには『こんにゃく橋』の動画をよく観るという村富田林市長と、島根県から駆けつけた山陰の民話研究者、酒井董美(ただよし)さん(90歳・元島根大学教授)が登壇。続いて、賛助出演の富田林市少年少女合唱団が透き通るような歌声を披露し会場を温かく包んだ。
同会からは森口恭子さんが『亥の子の晩』、高木初美さんが『赤いとさか』、宇澤久代さんが『嫁に行ったキヌ』を朗読。紙芝居や絵のスライド、合間にピアノ演奏(井上みほ子さん)も交え、観客を楽しませた。
賛助出演の「劇団つつじ満開座」による民話劇『聞いて、伝えて、50年』では、同会の歴史のひとコマを再現。当時はテープレコーダーが珍しく、録音を始めると声が小さくなったり、強い河内弁で意味が分かりにくかったりと、苦労の多かった様子がコミカルに演じられた。
半世紀にわたる活動が評価され「富田林市教育文化功労賞」を同月に受賞。会場には賞状も飾られていた。
現在までに完成した民話は100話以上。「民話は過去の歴史ではなく、未来へつなぐメッセージ」と、代表の冨永清子(きよこ)さん。今後も語りを中心に、ペープサートや映像など伝承方法を工夫して、幼児から高齢者まで多くの人に伝えていくという。「出前公演もしているのでお声がけ下さい」と。
伝承メンバー募る
伝承メンバーを募集。会費無料。毎月第4日曜10時〜12時、自宅(向陽台)他。
問い合わせは冨永さん090・6065・7088

