金剛公民館で活動する「富謡(ふよう)会」は結成約40年の歴史ある謡曲クラブ。
「謡曲(謡<うたい>)」とは『能・狂言』の歌詞、言葉、セリフを謡う芸事。日本古来の美しい言葉を朗読の形態で謡い、情景を表現する。「要は歌と語り、声を出すのが中心の活動」と、メンバー。現在、メンバーは7人(男性4人・女性3人)。講師は、この道30年以上の熟練者である髙井義(よしみ)さん(87歳)。
取材時、市の謡曲大会を翌週に控え、源氏物語が題材の演目「野宮(ののみや)」の練習に熱が入る。背筋を伸ばしお腹から発声。声の強弱や抑揚、リズムや間などの豊かな表現が素人目にも分かるが、全員の音階やタイミングが一律で声がそろうのが不思議だ。尋ねると、中心的な役割を担う「地頭(じがしら)」として、日野さんが全体を統率していることが分かった。
「謡曲」というと厳かなイメージがあったが、同クラブは先生もメンバーも気さくで和やか。格式ばらずに日本の古典やロマンに触れられそうだ。「謡曲で声を出すと気持ちが楽になり、活舌や姿勢も良くなる。アンチエイジングの効果がある」と、出口さん。
メンバー募集。経験問わず。まずは見学を。第1・2・4火曜1時~4時頃(講師指導日は第4火曜)会費月500円(教材別)
問い合わせは日野さん090・9270・4629

