[堺市南区]泉ヶ丘のビッグアイ宿泊施設 要介護の高齢者に好評 全てバリアフリー

投稿者 記者・ 浅利

ビッグアイ宿泊施設

施設入居者の帰省など 家族だんらんに

泉ケ丘駅前のビッグアイ(国際障害者交流センター)には、障害者だけでなく誰でも泊まれる宿泊施設がある。コロナ禍後、利用者が増えていて、全35室が満室になることも。大阪府内や堺市内からの利用が多く、意外かもしれないが地元の人の利用も増えている。そこには、泉北周辺で進む高齢化の影響も垣間見える。

ペーストやきざみ食に対応

同館はすべてバリアフリー仕様。居室には、引き戸ドアやフラット床など車いすでも移動しやすい配慮があり、広めのスペースが確保されている。視覚や聴覚に障害がある人も安心して泊まれる設備も完備。重度障害の人も利用できるよう、ベッド・トイレ・浴室を天井走行昇降リフトで移動可能な部屋もある。館内レストランも車いすのまま利用でき、きざみ食やペースト食に対応してくれる(要予約)。リピーター率が約40%というのも、顧客満足度が高い証だろう。

宿泊者は研修や催事の関係者、支援学校の修学旅行など様々なケースがあるが、高齢化に呼応して増えているのが、老人福祉施設に入居している人とその家族の利用。たとえば、年末年始だけは一緒に過ごしたいが、バリアフリーではない自宅に迎えるのは難しい。そんな時、ここなら設備も食事も心配せずに、住み慣れた街に帰れるというわけだ。

居室には和室、洋室、和洋室があり、一般と障害者の利用には料金の差がある。また、予約できるのは一般個人が半年前から、障害者個人が1年前から。平日と休前日に料金の違いはあるが、季節による違いはない。運営するビッグアイ共働機構の業務課支配人の金崎千鶴さんは「誰でも泊まれる施設です。地域の方にもっと知ってもらえればうれしいです」と。

問い合わせは072・290・0900

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年6月22日)時点のものです。

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