飲食店などが立ち並ぶ泉北2号線から、旧村(南区豊田)の方へ少し入っていくと、45基の赤い鳥居が並ぶ稲荷社「天高大神(てんたかおおかみ)」さんがある。地元の人らによって90年以上前から祀られてきたものだ。今年度、堺市景観賞において「まちなみ賞」を受賞した。
伏見稲荷大社を総本社とする稲荷社の一つ。地元の信者らが、稲荷講(伏見稲荷大社講務本庁の上神谷支部)を組織し、分霊を迎えて祀り始めた。
ずらりと並ぶ赤い鳥居は、願い事が「通る」ように、また「通った」お礼にと奉納されてきたもの。
湿気が多い水田が隣地にあるため、木製の鳥居は傷みが進みやすく、09年には45本を新しく建て替えた。また、昨年末にかけても鳥居修繕工事を行ったそうだ。
まちなみ賞の受賞理由は「かつての景観を想起させる貴重な資源である」こと。泉北ニュータウンができる以前、周辺はのどかな農村地帯で、田畑の中に並ぶ赤い鳥居は遠くからでもよく見えたことだろう。
近年は新しくできたスーパーや事業所に囲まれ、目につきにくくなった。それでも「熱心にお参りすると不思議と願い事がかなう」という霊験あらたかな天高大神さんには、今もお参りの人が絶えない。
Information
以下の情報は2023/03/30時点のものです
天高大神(てんたかおおかみ)
- 住所
- 堺市南区豊田865

