[堺市南区]タンスに眠っている着物や帯 リメイクしてショー開く

投稿者 記者・ 横山

着物リメイクファッションショー

泉田中の堀田工房の生徒ら

タンスに眠っている着物や帯をリメイクしてよみがえらせる裁縫の手助けをしている「おたすけソーイング堀田工房」が5月30日、カフェChezITO(シェ・イトウ、御池台)でファッションショーを開いた。

ショーには堀田千代美さんが指導する生徒たち40人が参加。自分で製作したドレスや帽子、バッグを身につけランウエイをウォーキング。モデルたちは生き生きと笑顔がはじけた。

有名ブランドの会社などでパターン(洋裁の型紙作り)の仕事をしていた堀田さん。洋裁の技術を多くの人に伝えたいと10年前、泉田中に工房を開設。着る機会が少なくなった思い出の着物を洋服やリュック、傘などにリメイクする技術を伝授。1日で一つの作品が完成する指導は口コミで広がり現在、60人が約月1〜2回のペースで通っている。

針を持ったこともなかった奥村昌子さん(和泉市)は、工房開設後から通い、実母が亡くなったときに母の帯で20個のバッグを製作。四十九日法要のお返しを仕上げたエピソードも。

ファッションショーは5年ぶり2回目の開催。大島紬をリメイクしたコートや銘仙着物で作ったチュニック、日傘、帽子など世界に1点しかない作品の数々に見る人たちも感激し交流を深めた。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年7月2日)時点のものです。

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