堺市は2026年度のクビアカツヤカミキリの防除予算として1億1300万円余りを計上した。
このうち公園緑地部の予算は1億566万2千円で、9割以上を占める。公園監理課によると財源内訳は、およそ5割を一般会計から、残る5割を泉北丘陵地区整備基金から捻出する。
クビアカ防除に特化した予算は、25年度に初めて計上されたが、同年度は全体予算9600万円に対し、基金の充当割合は45・8%だった。26年度は、正確な充当割合を同課は明かさなかったが、同等程度かそれ以上と見られ、一般会計での不足分を、基金の取り崩しに頼る傾向が続く。
防除対策の内容は
▽薬剤散布(1本当たり2回実施)
▽薬剤の樹幹注入(使用薬剤を決定後、実施本数を割り出すため2月時点で未定)
▽防除ネット巻き(2千本=うち南区は1300本)
▽伐採(約500本=うち南区は約200本)。
公園緑地部以外の同対策では、学校管理部が650万円で市立学校敷地内の桜にネット巻きや伐採を行う。薬剤散布、注入実施のための特化予算は確保せず、実施する場合は、各校の管理費から支出する。
市民向け講習会でネットなどを配布
環境保全部は約100万円で市民向け防除講習会を実施、参加者に防除ネットや殺虫剤を配るなどする。南区では4月22日2時~南図書館ホールで講習会を、大蓮公園で防除の実習を行う。
土木部はネット巻きが25年度までに完了したとして、今年度の特化予算は取っていない。なお、薬剤散布は街路樹維持管理費から捻出する。
市のクビアカ対策は、庁内で横断的に防除の認識を共有したとはいえ、縦割りの壁を越えられていない。対策の時期も、方法も不統一で、結果的に桜の大量伐採に至っている。
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