富田林市は12月23日~1月30日の期間、公園4か所、小中学校6校、街路樹1路線、霊園、斎場などに対しクビアカツヤカミキリ(以下クビアカ)防除対策を行った。2023年度より対象地域を3つに分けて進めてきた3か年防除計画の最終年度の取り組みとなる。
記者は1月22日に実施された明治池中学校(小金台2丁目)での取り組みを同市公園緑化協会職員である樹木医の他、学校校務員に同行し取材した。
今回は上半期の薬剤の「樹幹散布」に続く「樹幹注入」だ。いずれも「防除ネット巻き」とは違う化学的防除対策になる。期間中の対象樹木はソメイヨシノで本数は約350本におよぶ。(明治池中学校は35本)
使用する薬剤は「リバイブ」。薬液成分はエマメクチンで農作物の害虫防除で広く使用され、幼虫に約24か月の防除効果があるとされる。富田林市のクビアカ防除対策事業では環境省からの交付金を活用し使用する各薬剤を購入している。
泉北地域では50年以上が経過し桜の老化が一気に進み伐採が行われ再生が見込めない状況だ。富田林市の桜も樹齢30~40年が経過しており、クビアカなどに害されたものの一部が伐採されている。対策として新たな植樹はせず、桜の木の根元から生える新芽である「ひこばえ」を大切に維持管理し、桜を再生する取り組みを行っている。「ひこばえが出ると、新たな桜の成長が期待できる。適切に手入れを行えば、長期間に渡り美しい桜の花を楽しむことができる」と職員は話した。
景観維持に期待
3か年計画完了後も各樹木の維持管理の継続と新たな対策などの必要性も検討し、景観維持に努めてほしい。

