【号外】泉ケ丘駅前に南海が4階建て複合ビル建設、2階をデッキと一体化し広場に

投稿者 記者・ 山本裕

南海が発表した泉ケ丘駅前の複合ビル2階部分の完成予想図(南海電鉄提供)

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南海電鉄が2022年3月7日、泉北ニュータウンの泉北高速泉ケ丘駅南側、泉ヶ丘ひろば専門店街の一部を建て替えてリニューアルする計画を発表しました。地上4階地下1階の商業・オフィス複合ビルを建設し、2階部分にパンジョやビッグバン、ビッグアイともつながる広場を整備します。25年9月の完成、翌月の10月オープンを目指しています。

建て替えられるのは、現在の「いずみがおか広場」を中心とした北側や東側など、専門店街の一部エリア。地上4階地下1階約延べ1万6000平方メートルのビルを建設します。現在の商業施設は泉北ニュータウンの街開き当初に大阪府企業局が建設。14年に南海電鉄に譲渡されましたが、老朽化が進み、建て替えなどの更新が課題となっていました。

計画では、ビル2階部分に大規模な広場を設けて、泉ケ丘駅のロータリーデッキと一体化。ショッピングセンターのパンジョや児童施設のビッグバン、国際障害者交流センター(ビッグアイ)とも行き来しやすくするほか、25年に開設予定の近畿大学医学部と近畿大学病院に向かうルートとして、バリアフリーの機能を高めます。広場は2階以外の各階にも設けられ、屋上広場もできます。現在ある広場は建物の一部となり、広場の機能は2階に移される予定です。

建て替え予定地(南海電鉄のプレスリリースより)

テナントには店舗や金融機関、医療施設などが想定されていますが、3階や4階をオフィスにして企業を誘致することも検討しています。堺市は現在、泉北ニュータウンを、ベッドタウンから職住近接の街へと転換しようと計画を進めていて、オフィス誘致も市の方針に沿って検討が進められます。

工事は4月から始まり、6月中旬には現在の広場が閉鎖される予定です。これまで広場で行っていたイベントは、デッキやビッグバン前の広場、ビッグアイのホールなどを使って続けられます。

南海は今回のビル建設を含め、「泉ケ丘駅前活性化計画」に取り組んでいます。同社は今後も駅周辺の活性化に取り組み「泉ケ丘駅周辺を次代の沿線中核都市とすることを目指す」としています。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年3月8日)時点のものです。

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