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植物は葉緑素を持ち、光合成をすると教えられていたのに葉緑素を持たない植物もあるのですね。
気持ちいい新緑に誘われ、久しぶりに岩湧山へ行きましたが、そこで変な植物に出会いました。まるで細いトウモロコシの芯を地面に突き刺したような植物です。葉もなく全体がピンクがかった白で、よく見ると、多数の花が集まって穂のようになっています。
調べるとヤマウツボ(山に生える、弓の容れ物である靭(ウツボ)に似た植物)で、落葉広葉樹の根に寄生する寄生植物であることがわかりました。根も葉もなく、地下茎を他の植物に差し込んで栄養を摂り、花だけを地上に出し種子を作って数週間で姿を消す変わり者です。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年5月4日)時点のものです。