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狭山池が日本で初めて、アジア水遺産に認定された。先ごろ札幌市で開催された国際水圏環境工学会アジア・太平洋地域部会で「アジア水遺産賞」を受賞した。
インド・スリランカから中国・韓国経由で仏教とともに伝来した「ため池文化」の帰着点としての文化的価値▽ため池の水を取水する「東樋・中樋・西樋」などの築造当時の施設の技術の先駆性▽親池(狭山池)から子池、孫池に水を分配する「連珠式」導水システムが評価された。
同会は1935年に設立された国際学会。「アジア水遺産賞」は、恒久的、国際的に重要と認められる水施設に対し授与されるもので、アジア・太平洋地域部会が16年に創設した。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2020年9月25日)時点のものです。