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4月オープン
来年4月にオープン予定の原池公園野球場(中区平井)の呼称が「くら寿司スタジアム堺」に決まった。堺市初のネーミングライツ(命名権)の売却で、命名権料は年間500万円。契約期間は5年間。くら寿司の本社は中区深阪にあり、今後、球場を使った地域貢献活動も行っていくという。また、市は来年夏オープン予定の原山公園プールも、命名権者を募集する。
原池公園野球場の命名権の募集は8月下旬から10月上旬まで行われていたが、3法人が応募。命名権料200万円以上の条件に対し、500万円を提示したくら寿司が選ばれた。
くら寿司は1977年に堺市で創業。1号店は中百舌鳥にオープンし、現在、市内で8店舗経営している。
野球場のオープン後は野球場を使った市民向けの健康福祉イベントのほか、「くら寿司カップ」など冠大会の開催、交通安全や火災予防などの啓発活動を行う。
くら寿司の田中邦彦社長は「本社近くの野球場で命名権者を募集すると聞き、すぐに応募を決めた。野球場を拠点にして、これまで以上に市や住民の皆さまとのつながりを深めていきたい」などとコメントした。
現在、野球場の建設工事は、グラウンドや観客席の設置が終わり、外野芝生席の施工が行われている。
プールにも命名権
一方、原山公園での命名権者の募集は今月から開始。1月下旬に決定する。対象となるのは、公園内の屋外プールと屋内施設。期間は来年7月から25年3月までの4年9か月で、命名権料は年間100万円以上となっている。