昔ながらの農法で70年ぶりの懐かしのお米の種蒔き New Village Farm 山田晋也さん

投稿者 読者投稿 記者・横山

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 本格的な自然農法の農家をめざし、昨年から準農家として畑地区や富蔵地区で農業活動を行っているNew Village Farm山田晋也さんが4月23日、畑の田で稲の種蒔を実施しました。

蒔いた稲は、「大阪旭」。約70年前までは、大阪で1番栽培されていた米ですが、もちもちしたお米が好まれるようになったため姿を消した貴重種。さっぱりしたお米のおいしさに魅了された山田さんは、おととし、ジーンバンクから50粒だけ取り寄せ、昨年、種を蒔き、大切に育て今年の種まきとなりました。

 崖をよじ登るようにしか上がることができない段々畑の最上部の田んぼで 昔ながらの農法で作業する山田さん。田んぼに1月頃から石などを取り除き、何度も鋤き苗代を作り、トレーではなく直に種籾を蒔いていきます。種籾を蒔いた後、間引くことのないように山田さんは一つずつピンセットで等間隔に種籾を置いていくという気の遠くなるような作業を!

山田さんは「小さい規模でも、自分で食べるものを作るようになると今の新型コロナ感染予防のような社会情勢の中でも、慌てない暮らしができると思います。本格的な農家になったら、多くのワークショップを行って土に触れたことがない人と畑を繋ぐことをしていきたい」と、目を輝かせます。
 

記事中に掲載されている情報は掲載日(2020年4月27日)時点のものです。

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