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都市再生機構(UR)西日本支社は、団地内に住民が主役のコミュニティづくりを進めようと、2020年度にUR泉北桃山台1丁住宅内の集会所や広場を改修整備する。集会所ではブックカフェの運営や軽食の提供などをしながら、住民のニーズを把握。イベントなどを開いて、集会所や広場を地域交流の拠点とし、団地や泉北ニュータウンの活性化を図る。
運営はNPOや民間に
UR西日本支社と堺市は、泉北ニュータウンを多様な世代が長く住み続けられる街にすることを目指し、団地内に住宅以外の拠点を整備する「団地コンバーション推進モデル事業」を行っている。交流の拠点となる施設は、URが2020年度内に整備する予定で、集会所の一部約30平方メートルのスペースを改修し設置。 施設の運営は民間企業やNPO、有志の団体などに担ってもらい、イベントなどを開催する「プレイヤー」も民間から募集する。
URと市はすでに、運営者とプレイヤー、団地に住みイベントに協力する「サポーター」の募集を開始。今後、コロナ感染症拡大の影響を見ながら「キックオフ会議」を開き、試行実施する。期間は1年半の予定で、コミュニティづくりの専門家も交えながら運営スキームの検討などを行い、来年11月以降の本格実施を目指す。
UR西日本では「団地や地域の住民の皆さんによる運営体制の構築を図り、住民が主役のコミュニティづくりを目指していきたい」としている。