農業の担い手をめざす「きらめき農業塾」8月からの塾生募る基礎〜実践まで細かい指導

投稿者 記者・ 野田

きらめき農業塾

「農業に興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない」という人に向けた農業塾が4期生を募集。

受講期間は24年8月24日〜25年8月31日の毎週土曜日。まず、基礎研修として道具の使い方から20種超の栽培実習や基本的な植物生理に関する座学、自分専用区画の管理を通じ栽培の技術や知識を身につける。中盤からは富田林市内の受け入れ農家(現在24件)を訪問しての農家研修や流通・農地に関する制度、販売体験なども行う。

「作っているのは野菜ですが、育てているのは人財です」というコンセプトで運営している「きらめき農業塾」。取材した日は指導者で就農歴57年の東幸一(ひがしこういち)さん(76歳)から当日のスケジュールに続き「農業と殺生」についての話を聞き、作業がスタート。手本を見て即実践、各個人への細かい指導が魅力。

3期生で大阪市内から参加している月村昭夫さん(82歳)は「まだ始めて1年目だが専門家のアドバイスをもらいながら育っていく過程を見られるのが大変楽しい。ずっとやっていきたい。収穫した野菜の味の違いにも驚いた」と笑顔で語ってくれた。

受講生は大阪市内や堺・奈良など様々な地域から参加。年齢も20代〜80代。

塾運営に携わるのは「富田林市の農業を創造する会」発起人で担い手育成部会長の中筋秀樹(なかすじひでき)さん。農業界が直面する高齢化や後継者不足に、このままでは産地の維持が難しいと危機感を感じている。「きらめき農業塾を通じて農業の担い手を増やすことを念頭に農業を知ってもらい、食育活動をすることで農業への理解を高めてほしい。未来への投資です」と熱く語った。

申し込み締め切りは30日。きらめき農業塾のホームページにあるエントリーフォームを送付後、面談にて決定。定員20名 受講料は指導料、区画使用料、資材費、損害保険加入料を含む。受講料他詳しい内容はホームページを確認。

問い合わせ=きらめき農業塾事務局&新規就農サポートデスクkirameki.agri@gmail.com きらめき農業塾ホームページhttps://ookini.co.jp/kirameki/

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年6月13日)時点のものです。

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