大阪狭山市は、大阪狭山市立学校園の適正規模・適正配置に関する実施方針に基づき「南第三小学校」を小規模特認校として25年4月より運営をはじめた。
特認校とは市内全域から保護者や児童が希望する場合は就学を認める制度。区域外児童の通学では「保護者の送迎」が必須であるため同小の対象児童は家族の自動車で通学している。
また、すべての学年が単学級となっている小規模校であることから、規模の適正化を図り児童数の増加をめざしている。
開始より1年が経過したので状況を教育委員会に取材した。
ICTを活用した学習では、大型電子黒板の導入により意見集約の確認や児童がプレゼンテーションする際に効果がみられた。また、児童一人ひとりの理解度に合わせて最適化された問題を出題するAI型ドリル(ベネッセ製)の活用により既習事項の定着にもつながった。
児童からは、AI型ドリルについて「前の学年の問題もできるので復習に使いやすい」「自分が間違えた問題について分かり易く解説してくれる」などの感想があった。また、大型電子黒板について「今までのディスプレイより大きくて見やすい」「画面上でタッチ操作できるので発表の時に使いやすい」など、いずれも好評を得ている。
教育委員会は、今後も少人数の良さを生かしつつ、ICTを活用した授業方法の工夫改善を行いながら運営を継続するとしている。
これらの成果を市内のほかの小中学校へ普及するモデル校としての役割も担うため、今後の継続的な取り組みと普及効果を期待したい。

