一冊のノンフィクションが国を動かした証しとしてその日、朝日が一面で報じた「緩和ケア腎不全も」の記事を切り抜き、堀川惠子著「透析を止めた日」に挟んだ。同書に綴られた著者夫君の闘病記は壮絶で、患者の苦悶と医療ビジネスの相関を暴いた点も出色だ。
「僕はね、自分の命を他人が握っているということが耐えられない」という夫君の一言に刺され、生まれてから死に臨む瞬間まで、選択することを手放さずにすむ社会であってほしいと共感以上の思いを抱いた。社会は最期の選択に応えられているだろうか。
(記者・原)
いつも買うコーヒーの粉が店頭から消え、別のスーパーでは900円が1500円に値上がりしていて買うのをやめた。コーヒーは気候変動などで生産量が減り2050年問題も語られる中、毎朝のカフェオレをひと休みすることに。残念なのは大幅な価格上昇より、低い食料自給率が輸入品の高騰や入手困難に直結する日本の脆弱さを感じずにはいられないこと。
翌朝からほうじ茶ラテにした。同じ日に玄米を焙煎(ばいせん)した玄米コーヒーを初めて味わった。見た目も味もコーヒーにきわめて近いノンカフェイン健康飲料と聞いた。ほうじ茶も玄米も国産品であることにココロが少しホッとした。
(記者・元村)
記事中に掲載されている情報は掲載日(2026年1月13日)時点のものです。

