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プロ試合も可
堺市中区平井(宮山台近く)に建設中の市内初の本格的野球場「原池公園野球場」について、永藤英機市長は命名権(ネーミングライツ)を売却することを明らかにした。8月下旬から公募を開始し、命名権料は年間200万円以上。同市が命名権を売却するのは初めての試み。
市によると、応募できるのは法人のみで、施設名称には必ず「堺」(ひらがな、カタカナ、ローマ字も可)を入れ、野球場であることがイメージできる名称であることが条件。期間は5年間。また、応募の際、スポーツイベントの開催や環境保全活動など地域貢献などについての提案を行う必要がある。
審査・選定は10月上旬に行い、11月中旬に契約締結。来年4月予定の野球場オープンから呼称を使用する。
原池公園野球場は、両翼の長さが100メートル、センターの長さが122メートルで、内野は黒土、外野は天然芝。観客席には5千人を収容できる。
ナイター設備があり、プロ野球の試合も開催できる本格的な野球場で、市は一般市民のほか高校野球、プロ野球の2軍戦などの利用を想定。また、関西独立リーグの堺シュライクスもホーム試合でメーンの球場として使用したいとの意向を示している。
球場の整備費用は約30億円。これについて、永藤市長は「建設は前市長の方針で、今後の運営を考えると疑問を感じる部分もある。ただ、完成が来年に迫っているので、オープンする以上は、より魅力的な施設となり、一人でも多くの人に活用してもらえ、税投入も少なくなるよう今後も運営方法を検討していきたい」と話した。