体調不安や将来の財産管理に対する悩みとは?
特に高齢者にとっては、自身の体調不安から今後の財産の管理のこと、さらにはもし先に旅立つことになった場合に残される高齢の配偶者のことが心配になります。障害等を有する子を持つ親にも同じことが言えると思います。
成年後見制度でできることと、その限界
病気や認知症で判断能力が低下すると、その人のために「成年後見人」を家庭裁判所で選んでもらって、成年後見人に財産の管理などを委ねるという方法があります。この制度はその人の身上保護や財産管理の為に役立っており、社会的に今後も重要で必要なものであることは間違いありません。この制度では、自分の財産を基本的には全て成年後見人が管理することになりますが、成年後見人は家庭裁判所の監督のもと出来るだけ財産を目減りしないように管理することが任務となるので、自分や家族のために柔軟に財産を管理、必要ならば処分をしてもらうことを期待することは難しいです。成年後見人の判断で「財産を活かす!」ということは、中々出来ないことなのです。
民事信託とは?
信頼する人に財産を託して活かす方法
民事信託という方法をご存知でしょうか?自分の本当に信頼する人に、財産を託して「財産を活かす!」ことが出来ます。自分の本当に信頼する人との間で、「信託」という契約を行うものです。今この時点で、信託という原因で、財産(不動産や預金)の名義を自分の本当に信頼する人に移します。
相続問題を回避するために
遺言書と民事信託の重要性
成年後見や、自分の死後に財産のことで相続人が揉めることのないように遺言書を作ることは必ず考えるべきことで、それに加えて「自分や家族のために財産を活かす!」ために民事信託のことを詳しく知って、利用を考えてみませんか?
当事務所ではこの「民事信託」を積極的に手掛けております。是非、お気軽にご相談下さい。
(司法書士・民事信託士 樋口聡)
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以下の情報は2024/01/17時点のものです
司法書士法人大阪泉北合同事務所
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