7月27日、「免許不要の四輪型特定原付モニター試乗会」がビッグバン駐車場で実施された。主催はSENBOKUスマートシティコンソーシアムの会員で、電動パーソナルモビリティの開発を手がけるglafit社(和歌山市)。
昨年の法改正で電動モビリティ(移動手段)を想定した「特定小型原付(16歳以上であれば免許不要)」が新設されたことで、さまざまなタイプの電動モビリティが開発されている。
今回試乗会で使用された車両は四輪型で電動カートに似た形状だが、電動カートとの相違点は四輪型特定小型原付なので車道走行が可能なこと。車道を走行できない電動カートと比べると利便性が高い使い方ができる。また、転倒を防ぐ姿勢制御が搭載されていることが大きな特長。カーブを曲がる時にバイクのように体重移動することなくハンドル操作だけで曲がれて、段差に乗り上げても車体が大きく傾かない。試乗会参加者からは「今すぐ欲しい」という感想が上がり高評価だった。
免許返納後の高齢者の新たな移動手段を想定した乗り物だが、glafit社は免許返納前から自動車と併用して返納後にスムーズに移行できるよう、若い世代の利用も想定している。さまざまな意見の分析を行い、今後の製品化を目指す。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年9月5日)時点のものです。