阪和いずみ病院(あゆみ野1丁目)で昨年秋から「ギャンブル依存症外来」がスタート。南大阪では希少な外来に問い合わせが多く集まっている。
昨年末からは集団での「ギャンブル依存症回復プログラム」も新設。様々な年代の患者たちが自身の今の気持ちを話し、プログラムで前へ進もうとしている。
同院は、精神疾患だけではなく内科的な身体合併症も併せて診る678床を有する病院。アルコール依存症専門病棟があり、特に女性の入院も受け入れているのが大きな特徴。
ギャンブル依存症外来は、これまでのアルコール依存症治療のノウハウを生かして新設された。パチンコ、競馬、競輪、競艇、今世間を騒がせているオンラインカジノ、投資FXなどのギャンブルをついついやりすぎてしまう、やめられないなどの悩みのある人を診察。「依存症は〝病気〞です。脳自体が変わってしまう病気だと気づいてほしい」と、同外来の精神科医師・角田三穂子さん。
また、同依存症には合併症が隠れていることもあり、診察ではあらゆる心理検査から始める。借金が重なり途方にくれ気持ちがふさいで何も手につかない、消えてしまいたくなるなど重度のうつ状態に陥り、外来治療で難しい場合は、入院での治療も行っている。
「ギャンブル依存症回復プログラム」は毎月第4土曜10時〜11時に開かれている。これからのテーマは「自分を守ろう」「あなたにとってのギャンブル」「深追いについて」「新しい生活」「これから」など。どの回からでも参加可能。
問い合わせ=阪和いずみ病院医療介護福祉相談室0725・53・1555
Information
以下の情報は2024/12/09時点のものです
医療法人聖和錦秀会阪和いずみ病院
- 電話番号
- 0725-53-1555
- 住所
- 和泉市あゆみ野1丁目7番1号
- 診療時間
- 9:00~11:00・完全予約制