[堺市南区]近大病院の実証事業、遠隔でアバターが対応 待ち時間や多言語の課題解決へ

投稿者 記者・ 横山

近大病院で受け付けにアバター実証実験

今年11月、近畿大学医学部・病院が三原台へ移転。新病院では院内のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を図り、「スマートホスピタル」の実現に向けて、受付業務の無人化を実現する初の大学病院をめざしている。その一環とし現在、近畿大学病院(大阪狭山市)2階総合受付では、AVITA㈱と共同で受付無人化に向けた実証実験を5月9日まで行っている。

DXとは、データとデジタル技術によって業務などの変革を成し遂げること。同病院には、1日あたり平均約2200人の外来患者と、平均約750人の入院患者が来院。受付での対応人数には限界があり、ときには待ち時間が長時間になることや、さらに多言語対応などの課題も。課題解決に向けて実証実験を実施。

実験に使用するアバター接客サービス「AVACOM」は、AIやリモート接客(遠隔接客)により接客の効率化が期待できるもの。

実証実験では、受付に設置したディスプレイの表示に従って、来院者がマイクに話しかけると、受付担当の職員が遠隔で操作するアバター(分身となるキャラクター像)が対応する仕組み。患者への迅速で効率的なサービスの提供や柔軟な対応、医療従事者の負担軽減の可能性を検証する。

将来は手術の説明も

新病院では将来的にAI技術を活用して、総合案内や診療受付だけでなく、手術や入院時の説明を行う医療従事者のサポートとしてもアバターを活用する予定だ。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年3月13日)時点のものです。

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