［富田林市］呼吸器・アレルギー内科開設　新院長が週１回外来で診察／富田林病院

社会福祉法人恩賜財団大阪府済生会富田林病院に４月１日、岩永賢司新院長（＝写真）が着任。新院長の専門分野である呼吸器・アレルギー内科の外来が新設され、全診療科での体制がスタートしている。また、循環器内科などのセカンドオピニオン外来も強化する。岩永新院長は「地域の医療を守るため、近隣の医療機関と密接な連携を取り、最善の医療提供をしていきたい」と話す。

同病院は年前、府と富田林市、医師会が連携し一般病棟１４４床の総合病院として同市が開設。２０１８年、開設者が同市から済生会へ移行。２０１９年に建て替え工事が始動し２０２０年月、２６０床の新病院が開院。翌年、健診センターが新築移転されグランドオープンした。

総合内科、消化器センター、整形外科、腎・泌尿器センター、小児科、産婦人科などの診療科を有する南河内医療圏の中核病院。大阪府がん診療拠点病院として各科が連携した、がんの診断、手術、内視鏡・薬物治療などの診療体制に加えて、緩和ケアやリハビリテーション、各種相談窓口も充実。

また、特別養護老人ホーム富美ヶ丘荘や富田林訪問看護ステーションなど４施設が統合した「富田林医療福祉センター」も併設。医療・介護を通じた継続的な地域住民の健康支援体制を整えている。

睡眠センターでも

岩永新院長は呼吸器内科、アレルギー内科が専門。これまで近畿大学病院呼吸器・アレルギー内科、総合医学教育研修センター、睡眠センターなどで臨床や研究、教育に携わってきた。呼吸器・アレルギー内科外来で週１回、睡眠時無呼吸センターでも診察する。

一般外来診察受付時間は月～金８時～12時、土８時～11時（第３土休診）０７２１・29・１１２１