子育ての中でつい感情的になってしまいがちな養育者の気持ちをコントロールするためのたたかない・怒鳴らない前向き子育てプログラム「ポジティブ・ディシプリンⓇ」。南区子育て支援課では、2020年から同プログラムの取り組みをスタート。
11月26日、9月から桃山台1丁の集会所で9回にわたり開催していたプログラムが修了。「自分自身の気付きになりました」と、参加者は達成感の笑顔を見せた。
同プログラムは2007年、子ども支援専門の国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」が児童臨床心理士ジョーン・E・デュラント博士と共に開発した養育者支援プログラム。近畿圏では初めて南区でも導入。プログラム修了者が集う「ポジカフェ」も人気だ。
このたび修了した18時間プログラムは、毎回16人の定員が満席になるほどの関心の高さだった。参加者は、人にはそれぞれ「気質」があることや、子どもの考え方・感じ方を理解すること、一緒に問題解決をする枠組みなどをディスカッションや事例を用いながら勉強。男性参加者は「子どもの中学校の参観でこのプログラムを知りました。子どもとのコミュニケーションの取り方を再確認しました」と。
同プログラムの体験会の「養育者版」が19日9時45分〜11時45分に開かれる。対象は0〜18歳未満の子どもを育てている人。また「子育て支援関係者版」が20日9時半〜12時に開催される。対象は子育て支援関係者、子育て支援に関心のある人。
どちらも無料。会場は南区役所2階。締め切りは12月17日5時半。
問い合わせは南区役所子育て支援課072・290・1744、minamikoshi@city.sakai.lg.jp