写実的でありながら、どこか幻想的。向陽台在住の画家・中野淳也さん(42歳)のデッサン展が、美游館(西山台)で開催される。
中野さんは、小さい頃から絵を描くのが好きで、高校から本格的に油絵を始めた。広島市立大学芸術学部に進学し、油絵を専攻。同大学院を修了し、最も成績優秀な者に贈られる「プリ・ラ・ジュネス賞」を受賞した。鉛筆で描くデッサンにも力を入れ、その緻密(ちみつ)な画力は高い評価を得た。
百貨店やギャラリーなど、全国で6度の個展を開催。第101回白日会展ギャラリー大井賞・第53回人展日本人物画協会賞他、受賞多数。
大阪・関西万博では、富田林市の伝統工芸品である大阪金剛簾(すだれ)に、富田林で発見された古代の象「アケボノゾウ」を描くパフォーマンスを会場で披露、話題となった。
「中野淳也/素描展~HIKARI~」は、14日~20日、10時~6時(最終日は4時まで)、ギャラリー美游館(西山台6-1-16)で。鉛筆だけで描かれたデッサン17点の他、油絵も3点展示予定。中野さん自身、初めてのデッサン展となる。寺内町の風景画や鬼瓦などの作品も。鉛筆の濃淡だけで表現される、繊細で奥深いデッサンの世界は、見た瞬間、心を奪われる。「鉛筆でしか表現できない光の表情を楽しんでください」と。
会期中無休。中野さん在廊日は、14・15・16・18・20日、1時~4時。
問い合わせは、美游館072・367・5650
Information
以下の情報は2024/10/10時点のものです
ギャラリー美游館(びゆうかん)
- 電話番号
- 072-367-5650
- 住所
- 大阪狭山市西山台6丁目1番16号
- 営業時間
- 10:00~18:00

