［大阪狭山市］10月19日、30周年を迎えるシャンソンコンサート　94歳の酒井さんも出演｜さやかホール

記者・山本こ

出演者（前列左から２人目が酒井さん）

さやかホールで、30周年を迎えるシャンソンコンサートが開催される。

毎年、大好評の同コンサート。指導するのは、橋本佳代さん。音楽大学卒業後、ピアノ講師をしていたが、シャンソンの魅力に憑（と）りつかれ、指導をするまでに。コンサートを始めた当初は、大阪狭山在住だったが、家族の都合で青森に引っ越すことに。だが、大阪狭山への愛と生徒らとの強い絆から、ここ20年は、青森から通いながら指導を続けている。

30年の間に、生徒の平均年齢は、70代に。最高齢は、94歳の酒井正子さん（茶山台）。今年、大病を患い、現在、週に３回ほど、人工透析に通っているが「歌は生きがいです。命ある限り、歌い続けます」と、今回も舞台に立つ。その朗らかな笑顔と、困難に立ち向かう強い気持ちは、会には欠かせない精神的支柱となっている。

「シャンソンコンサート／パリの風に寄せて」は、19日、２時から、さやかホール小ホールで。12人の出演者が、『ラ・ボエーム』『さくらんぼの実る頃』『５月のパリ』などのシャンソンの名曲を、ドラムとベース・ピアノの生伴奏で披露。最後には、橋本さんの歌も。入場無料。予約不要。

「お花やプレゼントは不要です。手ぶらで、元気と勇気をもらいに来てください！」と。

橋本さん０９０・５１３２・５８４４