昨年7月初旬に「ぜひ見て頂きたい美しい景色がある」と、錦織公園管理事務所スタッフが案内してくれたスポットを紹介。
場所は「河内の里の水車小屋より奥の蓮池」。そこには辺り一面に群生する「ハンゲショウ」が幻想的な光景を生み出していた。神秘的で涼しげな景観に体感温度が少し下がった気がした。
ハンゲショウは水辺や湿地に自生するドクダミ科の多年草。名前の由来は、夏至から数えて11日目(もしくはその日から5日間)を暦の上で「半夏生(はんげしょう)」と呼び、その頃に花が咲くことから。また、葉の半分ほどが白くなり化粧したように見えることから「半化粧(はんげしょう)」、「片白草(かたしろぐさ)」とも呼ばれる。
花のように見える白い葉
今年の半夏生は7月1日(~6日)。ハンゲショウもその時期に見頃を迎える。花は白色で紐状。葉の白い部分が花にも見えるし、ペンキを塗ったようにも見える。花が終わるにつれ、白くなった葉は緑色に色づく。
関西地方などでは毎年、半夏生のシーズンになると、「タコの脚のように稲がしっかり根付きますように」といった願いを込めてタコを食べる風習があるそうだ。
半夏生は一年の真ん中、折り返しの日。もう半分?まだ半分?いかが感じることでしょう。
Information
以下の情報は2024/08/30時点のものです
錦織公園
- 電話番号
- 0721-24-1506
- 住所
- 富田林市錦織1560
- 駐車場
- あり 南駐車場250台、北臨時駐車場(土曜・日曜・祝日のみ、7月・12月の土曜除く)